雪氷研究大会(2013・北見)企画セッション『除雪ボランティアの現状とその持続可能性』
2013年9月17日から21日にかけて、北見工業大学で雪氷研究大会(2013・北見)が開催され、その中の企画セッションのひとつとして、道内外の除雪ボランティアの現状とその持続可能性について、討論が行われました。
趣旨
平成18年豪雪の頃、「除雪ボランティア」と言う概念は、まだまだ一般的ではありませんでした。平成22年度、23年度の大雪の経験を経て、平成24年度の冬には、各地で除雪ボランティアの動きが本格化するまでに至っています。
過疎化・高齢化が一層深刻化する中、各地の除雪ボランティアは、雪処理問題の解決を基盤にしつつも、地域ごとや主体者ごとの多様性を持ち始めてきました。これらの取組は、地域内での支えあいを促進させる一つの形態としてであったり、広域交流を通した地域振興の一つのツールとしてであったりなど様々な意義付けをされながら展開されております。
そこで、本企画セッションでは、これらの除雪ボランティアの事例を紹介しながら、その可能性と持続可能性への課題を議論します。
日時
2013年9月18日(水)15:30〜17:30
場所
北見工業大学 C121 講義室(〒090-8507 北海道北見市公園町165番地)
主催
日本雪工学会・日本雪氷学会会員有志
プログラム
事例報告 (各10 分)
(1)「企業のCSR活動を取り入れた除雪ボランティアの展開とその可能性」
中前千佳(一般社団法人北海道開発技術センター)
(2)「除雪ボランティアの持続可能性~除雪ボランティアは次も来てくれるのか?~」
小西信義(北海道大学)
(3)「共助等による地域除雪の拡大に向けて」
藤原 裕(国土交通省国土政策局地方振興課)
(4)「地域通貨を活用した学生による除雪有償ボランティア事業」
菅波大輔(特定非営利活動法人 とむての森)
(5)「雪かき道場®の野望」
上村靖司(長岡技術科学大学)
総合討論(60 分)
司会:諸橋和行(中越防災安全推進機構)
パネラー(上記事例報告者5 名)
企画セッション 案内チラシ
企画セッション 「除雪ボランティアの現状とその持続可能性」 decマンスリー11月号